無能高学歴

勉強はできるが無気力で受け身の人間は大学以降苦労する.僕がまさにそういう人間で,大学の学部時代も現在の大学院でもかなりの生きづらさを感じている.

大学入学が僕の人生の目標みたいな感じだったので,大学に入ってからは非常に無気力だった.サークルの新歓は人と関わるのが嫌で結局一個しか行かず,しかも中高と続けてきたバスケのサークルだった.結局そこに入ったが,行事などを主催する学年になると面倒になって行かなくなった.偏差値と就職だけで学部を選んだので,大学での勉強はかなり適当で,テスト当日に寝坊したり,授業に途中で行かなくなったり,必修をいくつか落としたり,まあひどいもんだった.かといっていろんな遊びを覚えるわけでもなく,家でやることといえばゲームばかりで,旅行とかにもあまり行ってない.バイトもおばさんばかりのファストフード店や,なんとなくの塾講師など,あんまり経験値にならないようなやつしかやらなかった.当然彼女もできなかった.

こんな悲惨な大学生活(僕よりひどい人もいるだろうが)を送ってきたので,大学時代の思い出という思い出が全くない.小中高は何かしらの色を伴って記憶に残っているが,大学は完全な灰色だ.本当に何をしていたのか思い出せない.しかも普通の人が大学時代積むであろう経験値を僕は全く積んでいないので,飲み会とかで話についていけなかったり,同世代との雑談が困難だったりする.中身が高校時代で完全に止まっているので,コミュニケーション能力が大人のそれになっていない.

大学院は当然ながら研究する場所である.研究とは世に答えがないものに対して自分なりのある程度妥当な答えを導く行為であり,こうした行為を大学の学部4年と,大学院の修士2年間で取り組むのは理系大学生にとっては一般的だろう.この研究だが,自分のような無気力受け身人間には完全に向いていない.その上成績が悪いせいで,全く興味のない地味な研究をやることになってしまったため,毎日が苦痛でしかない.学費を払って教授の奴隷のように興味のない研究をやることに一体なんの意味があるのか.なら学部時代に無気力な自分に鞭打って将来のビジョンをある程度明確にし就職したほうがよっぽどいい.僕のように就職したくないから,モラトリアムを延長したいからなどの理由で大学院に進学するのは本当にやめたほうがいい.もっともコミュニケーション能力があって有能な人物ならある程度はこなせてしまうだろうけど.

まあ,自分はこんなクズ人間です.今後は僕の鬱憤や日々思ったことなどを書いていくつもりだ.といっても続くかわからないけど.